ジャズ トライアングル 65-77…ニューヨークで活躍する3人の日本人により結成。フルート、クラシックギター、コントラバスというユニークな編成で「3人ともリーダー」というポリシーでそれぞれが作曲と編曲を担う。ジャズの即興性と室内楽的な繊細なアンサンブルとを融合させた「チェンバー・ジャズ」がコンセプト。少々長いバンド名には個々の音、音楽性、そして生き方や個性を尊重し合い成り立つようバランスある「トライアングル」の意味があり、また数字を使った謎かけのような遊び心も音楽性に通じている。『Jazz Triangle』、『Sounds, Shapes and Deformations』、2枚のアルバムをリリース。老舗ジャズクラブBlue Note New York出演の他、日本、バンコクでのツアーを行う。20年のパンデミック中に毎月1曲ずつリリース配信を行った。●ふかざわ はるな…武蔵野音大卒業後、日本での音楽活動を経て、12年に拠点をニューヨークへ移す。カーネギーホール、55 Bar、Bitter End、Blue Note N.Y.(完売)等に出演。Karl Berger’s Improvisers Orchestraのメンバーになる等、即興演奏シーンでも活躍。19年、2枚目となるリーダーアルバムをリリース、全米ラジオチャート50位にランクインし、Hot House Jazz Magazineの表紙を飾る。NFA (ナショナルフルートアソシエーション)のジャズフルートビッグバンドのウィナーの1人に3年連続選ばれる。24年、即興ソリストとしてアルゼンチン国立芸術大学に招かれ、タンゴオーケストラと共演。師匠フランク・ウェスゆずりのシンプルで芯のあるフレーズ、浅草出身ならではの下町パワー溢れる演奏が魅力。●おだむら しゅう…京都生まれ。ギブソンジャズギターコンテストに最年少出場し審査員特別賞を受賞。高校卒業後バークリー音楽大学へ入学、ジャズ作編曲を専攻。16年、初アルバム『Cloud Illusions』をリリース。米All About Jazz、JazzLife、jazzJapan各誌に取り上げられる。オフブロードウェイミュージカルや前衛舞台作品に携わり、La Mama実験劇場、Nublu 151、 ミネッタ・レーン劇場等に出演 。指先から紡ぎ出される色彩豊かなナイロン弦の音で、はんなりとした世界観を繰り広げる。●やまもと あきひろ…鳥取出身。高校でコントラバスに出会い、その後渡米。大学、大学院にてジャズ作編曲を専攻。Jazz At Jersey Festivalにて故マルグリュー・ミラーの楽曲をビッグバンドにアレンジしトリをつとめた他、BMI Jazz Composer Scholarshipにてビッグバンド作編曲の可能性を追求。The Archi-tetのバンドリーダーとしてN.Y.を中心に活動、複数のアルバムをリリース。楽曲はNHKの番組テーマ曲として採用。作曲家として映画祭、短編映画への楽曲提供も行う。幅広い経験を生かし、ただの伴奏者としてとどまらないメロディックなベースラインは、旋律に常に躍動感を与える。