20年3月リリースしたソロ・アルバム『Inner Planets』を携えての日本初ソロ・ツアーになるはずだった昨年の春から1年。いよいよ日本縦断。スウェーデンで育んだ、自由な精神で織り成すインプロヴィゼーションを是非聴いてください。●「スウェーデンをはじめ北欧で多くの賞を獲得し、知名度も高い坂田尚子さんですが、日本ではまだまだ無名に近い存在です。彼女のハーモニーに対する感覚やメロディーに対するセンス、表現力は実に素晴らしく、一人でも多くの音楽ファン、特にピアノ音楽ファンの方々に坂田尚子のソロ・ピアノの世界を聴いて頂きたいと願っております。」(スウェーデン在住のコントラバス奏者、森 泰人)●さかた なおこ・・・83年、奈良県生まれ。スウェーデン在住のピアニスト。08年、スウェーデンのイェーテボリ音楽大学インプロビゼーション科に入学。在学中から自己のトリオで演奏活動を行い、スウェーデン放送ラジオによるスウェーデン・ジャズ界の新人登竜門とも云えるP2 Jazzcat賞やステン・A・オルソン文化賞、セーヴェ・セーデルベリ賞、アリス・バブス賞など数多くの賞を受賞。11年に同校を卒業した彼女の活躍は目覚ましく、自己のトリオでStockholm Jazz Festival(スウェーデン)、Trondheim Jazz Festival(ノルウェー)、Tampere Jazz Happening(フィンランド)、Bohemia Jazz Fest(チェコ)、Chellah Jazz Festival(モロッコ)、Athens Technopolis Jazz Festival(ギリシャ)等、数々の国際的なジャズフェスティヴァルに出演するほか、”Kaleidoscope”(10年、澤野工房)、”Flower clouds”(13年、澤野工房)、”Dreaming tree”(16年、Footprints Records)をリリース。これまでに、アンダーシュ・ヨルミーン、レーナート・オーベリ、ボボ・ステンソン、等とも共演している。現在は即興演奏によるソロピアノでの活動を中心に、”マーリン・ヴェッテリング 4”(ボーヒュスレーン・ビッグバンドとも共演)、トーマス・マルキュールソン”Open” 等のプロジェクトに参加。独自の世界観を持った繊細且つ力強い直感的な演奏で、国際的に高い評価を受けている。
●さつき・・・札幌市出身。15歳から歌をはじめ、楽曲レコーディングや音楽イヴェントに参加。12年、ポニーキャニオンアーティスツ主催「第1回ヴォーカルオーディション-NY Apollo theaterで歌おう-」(特別審査員:サリナ・ジョーンズ)で優秀賞受賞。15年、自身のリーダーバンドにてサッポロ・シティ・ジャズ「パークジャズライブコンテスト」本選に出場。
よこやま ゆうき...札幌市出身。札幌市を中心にトリオやカルテットでビバップを基本としたストレートアヘッドなジャズを展開。Lake Onuma Jazz FestivalやSapporo City Jazz 2017 North Jam Sessionへ参加。18年、Chris Jones(b)と、Andre Hayward(tb:Duke Ellington Orchestra等)のクインテットのツアー札幌公演に参加。現在、プロミュージシャンによるビッグバンド「Sapporo Jazz Ambitious」ではバリトンサックスを担当。ミツノミュージックスクールポピュラーサックス科講師、セブンスコード札幌ラソラ店サックス科講師。またポップスやシンガーのサポートも積極的に行なっており、レコーディングにも参加している。
もりた まりこ・・・13歳からフルートを始め、20歳の時にフランク・ウェス、中川昌三のレコードを聴きジャズフルートに目覚める。大森明に師事、飯田ジャズスクールのフルート課の初代講師となる。24歳で結婚、三児の母となり約10年間のブランクを経て、39歳で音楽活動を再開、都内、神奈川方面にてライヴ活動中。14年、1stリーダーアルバム『COLORS OF LIFE』をリリース。ジャズ、クラシック両方面から高い評価を受ける。17年から、民謡を佐藤錦水に師事。同年、2ndアルバム『SONG FOR CHIYO』をリリース。1ホーンカルテットのビパップで、篠笛も使い、お囃子や民謡、日本の曲をアレンジし好評を得、北海道、東北、九州、関西へツアーを展開。18年、「ジャズと津軽民謡の融合」と題したコンサートを開催。その他、朗読家とのコラボに加えボサノヴァ、ポップスまで幅広く活動。メロディアスで力強いフレーズと、優れた音質に定評がある。